【2017年】国別M&A評価額総合ランキング

2018年 8月 3日

第2位 【インドネシア】三菱UFJフィナンシャルグループがPT Bank Danamon Indonesiaを取得

公表日
評価額
1810億円
取引額
1330億円
比率
73.8%

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社である株式会社三菱東京UFJ銀行は、インドネシア共和国の大手商業銀行 PT Bank Danamon Indonesia, Tbk.株式の合計 73.8%を取得することを目的に、関係当局等からの許認可取得を条件として、条件付株式売買契約を締結いたしました。

本株式取得により、MUFG はアジア・オセアニア地域における成長 戦略を一層強化し、また、インドネシアの銀行業界全体のさらなる発展に貢献してまいります。

売り手企業PT Bank Danamon Indonesia

銀行業

買い手企業三菱UFJフィナンシャルグループ

持株会社に設置された5つの事業本部が傘下の子会社を取りまとめ、グループ横断的な戦略を推進しています。

第1位 【アメリカ合衆国】武田薬品工業がARIAD Pharmaceuticalsを取得

公表日
評価額
6310億円
取引額
6310億円
比率
100%

武田薬品の 100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.が本件買収用に設立した Kiku Merger Co., Inc.による ARIAD 社のすべての発行済株式の現金による公開買付け、および、 その後の同社の ARIAD 社との合併を通じて実行されます。

本買収は武田薬品の戦略に合致するものであり、固形がん分野への拡大と血液がん分野のさらなる強化により、グローバルなオンコロジーのポートフォリオおよびパイプラインを変革します。

売り手企業ARIAD Pharmaceuticals

がん関連医薬品の研究開発、販売

売上高
140億円
営業利益
-250億円

買い手企業武田薬品工業

一般用医薬品、医薬部外品、化粧品、他

まとめ

2017年の国外M&Aの評価額総合ランキングでは、1位が【アメリカ】の 武田薬品工業とARIAD Pharmaceuticals で実施された 評価額 6,310億円のM&Aでした。

海外M&Aでは、件数・評価額でもアメリカが上位に多数ランクインしており、特に 金融、保険・医療、電気・電子・機械 の業界では、超大型のM&Aが実施されました。

今後も、国内市場の収縮などの背景からクロスボーダーM&Aは増加していく傾向となっており、大型のM&Aが実施されると予測されます。