【中華人民共和国】国別M&A評価額ランキング 2017年

2018年 7月 31日
2017年に、日本企業と中国企業で実施されたM&Aにおいて、評価額上位5社を掲載しています。

第3位 東洋炭素が嘉祥東洋炭素を取得

公表日
評価額
9.1億円
取引額
5億円
比率
55%

東洋炭素は、連結子会社である嘉祥県正大炭素製品の持分全てを、合弁相手先である嘉祥東洋炭素に譲渡し、合弁を解消しました。

市場の縮小と価格競争の激化により近年業績が悪化していることから、市場状況や事業環境ならびに嘉祥東洋炭素社の将来の収益性を慎重に見積もり協議した結果、合弁契約を解消するとしています。

売り手企業嘉祥東洋炭素

黒鉛・炭素製品の加工および販売

売上高
5億円
営業利益
-9100万円

買い手企業東洋炭素 > 嘉祥県正大炭素製品

等方性黒鉛などの炭素製品、セラミックス、ガス発生装置の製造を行います。

第2位 川本産業が浙江川本衛生材料有限公司を取得

公表日
評価額
11.4億円
取引額
10.3億円
比率
90%

川本産業が、青島東洋熱交換器有限公司の株式を既往株主より追加取得し、同社が連結子会社となりました。

浙江川本衛生材料有限公司の連結子会社により、当社グループとの連携を強化 し、中国ローカル客先向けのビジネスを更に拡大するとしています。

売り手企業浙江川本衛生材料有限公司

医療・衛生材料の製造販売

売上高
4.8億円
営業利益
220万円

買い手企業川本産業

衛生材料、医療用品、医薬品、介護用品、ベビー用品、衣料品等の製造販売および仕入販売を行っています。

第1位 アネスト岩田が浙江川本衛生材料有限公司を取得

公表日
評価額
48.2億円
取引額
24.6億円
比率
51%

アネスト岩田は、中国の空気圧縮機製造・販売会社である「上海斯可絡圧縮機有限公司」と、 合弁契約ならびに持分譲渡契約を締結しました。

上海斯可絡圧縮機有限公司を子会社化することによって、中国国内での強い販売網の獲得などのシナジー効果を最大限に発揮し、圧縮機事業の基盤強化と事業成長のさらなる加速を目指すとしています。

売り手企業浙江川本衛生材料有限公司

空気圧縮機製造・販売事業

売上高
26億円
営業利益
1.4億円

買い手企業アネスト岩田

1.  空気圧縮機、空圧機器及び空気動工具の製造販売
2.  真空機械器具・装置の製造販売
3.  塗装用機械器具の製造販売 
4.  塗装用設備の製造販売並びに設置工事
5.  接着用機械器具・設備の製造販売
6.  医療機器の製造販売
7.  電力供給装置、動力伝達装置の製造販売
8.  自然再生可能エネルギーによる発電・売電事業
9.  前各号に掲げる製品及び設備の開発、設計、施工及びコンサルティング業務、並びにこれらの製品及び設備の製造に関する技術・ノウハウの販売。
10. 前各号に附帯関連する一切の事業