2017年に、日本企業と海外企業で実施されたM&Aにおいて、評価額上位5位を掲載しています。
第5位 【アメリカ合衆国】クラレがCalgon Carbon Corporationを取得
クラレは、Calgon Carbon Corporationの全株式を取得し、完全子会社化としました。
クレラは、高機能炭素材料の供給を通して、人々の健康・快適と地球環境・資源の持続可能性に貢献しくとしています。
売り手企業Calgon Carbon Corporation
活性炭および水処理機器の製造・販売を行っています。
買い手企業クラレ
クラレは、樹脂(ポバール樹脂・フィルム、PVB樹脂・フィルム、EVOH樹脂・フィルムの製造、販売)、化学品(メタクリル樹脂、イソプレン系化学品、ポリアミド樹脂、メディカル関連製品の製造、販売)、繊維(ビニロン、人工皮革、不織布、面ファスナー、ポリエステル繊維の製造、販売)、その他(炭素材、水処理用高機能膜・システムの製造、販売)を行っています。
第4位 【イスラエル】田辺三菱製薬がニューロダームを取得
田辺三菱製薬は、ニューロダーム社の買収手続き開始について、ニューロダーム社と合意しました。今後、ニューロダーム社を存続会社とし、田辺三菱製薬のイスラエル国における買収目的会社を消滅会社とする逆三角合併を行い、ニューロダーム社は田辺三菱製薬の完全子会社となる予定です。
売り手企業ニューロダーム
中枢神経系治療薬(パーキンソン病等)の研究開発を行っています。
買い手企業田辺三菱製薬
医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っています。
第3位 【シンガポール】三井住友海上火災保険がFirst Capital Insurance Limitedを取得
MS&ADインシュアランスグループホールディングスの連結子会社の三井住友海上火災保険は、シンガポール損害保険市場のマーケットリーダーであるFirst Capital Insurance Limitedの買収に関して基本合意に至ったとしており、両社の更なる成長と企業価値の向上を目指すとしています。
売り手企業First Capital Insurance Limited
損害保険事業
買い手企業三井住友海上火災保険
三井住友海上火災保険は、損害保険業(保険引受、資産の運用)、他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行、債務の保証、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務を行っています。