【医療】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

第2位 ウェルシアホールディングスが丸大サクラヰ薬局を取得

公表日
評価額
145億円
取引額
145億円
比率
100%

ウェルシアホールディングスは、丸大サクラヰ薬局の全株式を取得し完全子会社化することを決議した。

丸大サクラヰ薬局を傘下におくことで、東北地方における事業基盤をより強固にする。

売り手企業丸大サクラヰ薬局

青森県を中心に東北地方において、ドラッグストアを 64 店舗、調剤薬局を8店舗を展開している。

売上高
210億円
営業利益
8.8億円
経常利益
9.5億円

買い手企業ウェルシアホールディングス

ドラッグストアチェーンの運営を行う企業の持株会社。

第1位 明治ホールディングスが化学及血清療法研究所を取得

公表日
評価額
367億円
取引額
180億円
比率
49%

明治ホールディングスの事業子会社であるMeiji Seikaファルマは、一般財団法人・化学及血清療法研究所の事業継承先として現物出資により設立される新会社の株式を49%取得し、連結子会社化することを決議した。

感染症に対する予防から治療までのバリューチェーンの構築やMeiji Seika ファルマの事業基盤を活用したワクチン等の国内販売力の強化・海外展開などを目的としている。

売り手企業化学及血清療法研究所

人体用ワクチン、血漿分画製剤及び動物用ワクチンなどの生物学的製剤の研究・開発・製造を行っている。

売上高
270億円
営業利益
19億円

買い手企業明治ホールディングス > Meiji Seikaファルマ

医療用医薬品、ジェネリック医薬品、動物用・ペット用製品等の研究開発・製造販売等を行う明治グループの薬品会社。

今後の医療業界のM&A

医療業界では、高齢化で医療の需要は年々増加傾向にあり、医療以外の分野を本業とする企業からもM&A等による医療分野への新規参入や、製薬会社も新薬開発に向けて買収で有望な新薬候補を外部から取り込む例等が増えており、今後もより加速度を増した業界再編が進むと予測されます。