【食品・外食】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

第2位 食品卸ヤマエ久野がみのりホールディングスを取得

公表日
評価額
130億円
取引額
123億円
比率
95%

ヤマエ久野は、みのりホールディングスの発行済株式の一部を取得し、首都圏エリアでの双方事業の更なる拡大を図る。

売り手企業みのりホールディングス

業務用酒類卸売業

売上高
360億円
営業利益
3.6億円
経常利益
3.8億円

買い手企業食品卸ヤマエ久野

一般加工食品・冷凍食品・小麦粉・酒類等の仕入れや農産物の加工・弁当惣菜の製造を行っている。

コンビニエンスストア・量販店等に販売するとともに同商品の共同配送作業と住宅資材・木材加工及び製品を建材・木材店に販売する卸売業を営んでいる。

第1位 ユニー・ファミリーマートホールディングスがカネ美食品を取得

公表日
評価額
166億円
取引額
87億円
比率
52.47%

舗内食品売場全体の競争力と売上拡大を図り、ファミリーマート向けに製造している中食商品のノウハウ共有と、製造過程の見直し等の協業を行い、中食商品の品質向上により、中食売上の拡大を図りグループ全体の収益力向上を目的としている。

売り手企業カネ美食品

寿司・揚物・惣菜等の小売店舗の展開、 コンビニエンスストア弁当の製造

売上高
880億円
営業利益
5億円
経常利益
5.8億円

買い手企業ユニー・ファミリーマートホールディングス

「ファミリーマート」をはじめとしたコンビニエンスストアを運営している。

 

今後の食品・外食業界のM&A

食品業界では、既に業界再編がはじまっており全業種の中でもM&Aが活発に行われている業種です。各社の戦略によるM&Aで国内におけるシェアの獲得を進める一方で、国内で今以上に市場シェアを広げるのは難しい状況のため、海外市場を目指す動きが活発になっています。
外食業界においても、厳しい市場傾向は続くとみられていることに加え、業界再編も進むことから積極的にM&Aが行われていく市場です。
食品・外食共に参入障壁が比較的低いことからM&Aが活発に行われ、今後の市場を見据えたM&A戦略を各社実行していくと予測されます。