【ソフトウェア】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

第2位 インフォメーション・ディベロプメントがフェスを取得

公表日
評価額
20億円
取引額
20億円
比率
100%

インフォメーション・ディベロプメントは、フェスの全株式 を取得して子会社化することについて、フェスの親会社であるセゾン情報システムズと基本合意書を締結しました。

本件により、両社の中核事業であるシステム運営管理事業の規模拡大、および効率的な運営体制の構築などに大きく寄与することが期待されます。また、両社の長年にわたり蓄積された技術やノウハウの共 有化を進めることで、それぞれの得意とする顧客領域に対してこれまで以上に幅広いサービス展開を行うこと が可能になるとしています。

売り手企業フェス

システムマネジメントサービス、ヘルプデスクサービス、コンサル ティング&トレーニングサービス、医療系システム運用・ヘルプデ スクサービス、人材派遣サービス、等を行っています。

売上高
33.5億円
営業利益
4.41億円

買い手企業インフォメーション・ディベロプメント

サービス・ソリューション
サイバーセキュリティ、クラウド、ソフトウェア開発、システム基盤、システム運用管理、等を行っています。

第1位 ブロードバンドタワーがジャパンケーブルキャストを取得

公表日
評価額
44億円
取引額
16億円
比率
36.2%

ブロードバンドタワーは、JCCの保有する株式を追加取得しジャパンケーブルキャストを子会社化した。

ブロードバンドタワーは、データセンター事業をはじめ他の事業においても関係を強化し、グループの競争力強化に繋げていく。

売り手企業ジャパンケーブルキャスト

ケーブルテレビ事業者向け映像、音声、データ配信の専用プラットフォームサービスを提供している。

売上高
39億円
営業利益
5.8億円
経常利益
5.8億円

買い手企業ブロードバンドタワー

データセンター事業、ブロードバンド配信事業を主な事業としている企業。

今後のソフトウェア分野のM&A

近年、最もM&Aが活発な業界の一つと言われているのがITソフトウェア業界です。ITソフトウェア業界では、殆どの企業でIT人材が不足しているといわれる中、ビジネスモデルがクラウド型への転換が進んでいることや、急速な技術進歩が背景にあると考えられます。今後も自社にない技術や機能の補完や競合企業の買収による業容拡大などによるM&Aのケースは続くと予測されます。