【不動産・住宅】国内M&A評価額ランキング 2017年

2018年 6月 29日

はじめに

不動産業界では7割が事業承継問題を抱えており、それらを理由に廃業・解散する企業が年々増加しています。その中で、M&Aを成功させ会社を成長に導いてる企業もあります。
今回は、2017年度に公開されているM&Aの評価額をランキング順に上位3社を紹介します。

ランキングは、2017年度の国内M&A(株式取得)において評価額が公表されたM&Aのみのランキングとなります

第5位 ERIホールディングスが住宅性能評価センターを取得

公表日
評価額
8.5億円
取引額
7億円
比率
82.6%

ERIホールディングスは、特に戸建住宅に強みがあり、東日本地区及び西日本地区を中心に 14 事業所を展開している住宅性能評価センターの株式を取得し、中期経営計画に掲げる既存中核業務の収益力強化に繋がる市場シェアの拡大が図れるものと考えております。

売り手企業住宅性能評価センター

確認検査事業、性能評価事業、調査診断事業および関連事業

売上高
20億円
営業利益
5000万円
経常利益
8000万円

買い手企業ERIホールディングス

建築確認・検査機関として営業

第4位 アエリアがトータルマネジメントを取得

公表日
評価額
19億円
取引額
19億円
比率
100%

アエリアは、本件株式取得により、戸建分譲、収益物件の開発など総合的な不動産事業への取り組みが可能となり、今後は不動産とITテクノロジーを掛け合わせた不動産テックといわれる利便性の高いサービスを行うことで、さらなる成長の実現を目指します。

売り手企業トータルマネジメント

不動産売買

売上高
51億円
営業利益
5.6億円
経常利益
3.8億円

買い手企業アエリア

IT サービス事業、コンテンツ事業、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を展開している会社です。

第3位 インベスタークラウドがリアライズアセットマネジメントを取得

公表日
評価額
30.1億円
取引額
12億円
比率
40%

インベスタークラウドグループは、主力事業である TATERU 事業とのシナジー効果の期待と、グループ全体としての事業領域の拡大や成長力向上を図ることができると判断し、リアライズアセットマネジメントの株式を40%を追加取得し子会社化することを決議しました。

売り手企業リアライズアセットマネジメント

不動産投資コンサルティング・マッチング事業

売上高
13億円
営業利益
2.1億円
経常利益
2億円

買い手企業インベスタークラウド

不動産に特化したプラットフォームの開発・運用、クラウドサービスの提供、デザインアパートメントの企画・運用等の事業を行っています。