2017年に、繊維・素材業界で実施されたM&Aにおいて、評価額上位3社を掲載しています。
第3位 朝日インテックが日本ケミカルコートを取得
朝日インテックは、日本ケミカ ルコート株式会社の全株式を取得し子会社化しました。
朝日インテックグループの強みである、ステンレス加工技術に、樹脂塗装技術を有する日本ケミカルコートを取り込むことによって、強みが更に磐石化されるものと判断し、全株式を取得しました。
売り手企業日本ケミカルコート
医療用機器フッ素樹脂コーティング専門メーカー
買い手企業朝日インテック
・医療機器の開発・製造・販売
・極細ステンレスワイヤーロープ及び端末加工品等の開発・製造・販売
第2位 ムサシがニュービジネスサプライを取得
ムサシは、富士フイルムビジネスサプライ株 式会社より、ニュービジネスサプライ株式会社の株式を取得し、子会社化しました。
ムサシはニュービジネスサプライ株式会社を子会社化することにより、感圧紙のメーカー機能をムサシグループに取り込むことで事業拡大が見込めるほか、新しい商材や顧客層の獲得、新規の市場開拓など各事業においてシナジー効果が期待できると判断し、株式を取得しました。
売り手企業ニュービジネスサプライ
感圧紙などの製造・販売等を行っています。
買い手企業ムサシ
・情報・産業システム機材
・印刷システム機材
・名刺・カードプリントシステム機材
・金融汎用システム機材
・選挙システム機材
・以上の企画、開発、製造、販売、及びソフトウェアの販売
・紙・紙加工品の販売
第1位 大王製紙が日清紡ペーパープロダクツを取得
大王製紙は、日清紡ホールディングス株式会社における紙製品事業の譲受を目的とした子会社の異動を伴う株式の取得を行いました。
本件により、日清紡HDの持つ高機能ティシュー、トイレットペーパーを当社製品ラインナップに加えることが可能となり、大王製紙のエリエールブランドの持つ高い市場認知度により、そうした高付加価値商品の販売機会を拡大させるとともに、今後さらに需要が拡大し多様化する市場および顧客のニーズに対応できる体制とします。
売り手企業日清紡ペーパープロダクツ
家庭紙、洋紙、紙加工製品等の製造および販売
買い手企業大王製紙
・紙・板紙・パルプ及びその副産物の製造加工並びに販売
・日用品雑貨の製造加工並びに販売
・機能性フィルム、粘着シート及び粘着剤等合成樹脂材料の製造加工並びに販売
・前各号に関連するプラントの設計、据付、売買並びに技術指導
・紙・板紙及びパルプ製造加工に係る原材料・燃料の売買
・山林及び木材の売買、造林、製材、木材加工並びに緑化・造園業 ほか